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2025.07.30監督・作品情報

【新作情報】ndjc2022 坂本悠花里監督『白の花実』が映画化!12月26日(金)公開決定!

ndjc2022「長編映画の企画・脚本開発サポート」で開発した、坂本悠花里監督『白の花実』が遂に完成!12月26日(金)に公開が決定しました。

講師でもあった山本晃久氏がプロデューサーとなり、坂本監督の長編デビューを飾る本作。完成前から香港国際映画祭併設の企画マーケット「The Hong Kong – Asia Film Financing Forum(HAF)」にて”ウディネ フォーカスアジア賞/Udine Focus Asia Award”、”HAF Goes to Cannes Award”を2年連続受賞し、ウディネ・ファーイースト映画祭やカンヌ国際映画祭に招待されるなど海外でも注目を集めてきました。

美しいものに潜む痛みや違和感、そして少女たちの名づけられない心の揺らぎを繊細かつ耽美にすくい取った”ファントム・ファンタジー”に、ぜひご注目ください!

『白の花実』2025年12月26日(金)公開

©2025 BITTERS END/CHIAROSCURO

©2025 BITTERS END/CHIAROSCURO

【STORY】
周囲に馴染めず、転校を繰り返してきた少女・杏菜。たどり着いたのは、静かな森の奥にある全寮制の女子校。その寄宿舎で彼女を迎えたルームメイトは、美しく、完璧で、誰からも好かれる少女・莉花だった。しかし間もなく、莉花は屋上から身を投げ、自ら命を絶った。
残されたのは、一冊の≪日記≫。そこには、笑顔の裏に潜んでいた苦悩、怒り、痛み—— そして、幼なじみ・栞との記憶や、言葉にできなかった“ある想い”が綴られていた。 杏菜が≪日記≫を読み進めるうちに、青白く揺れる鬼火のような“魂”が現れる。それはまるで、莉花の魂そのもののように、静かに、杏菜の中へと入り込んでいく。
一方の栞は、杏菜を「変わった子」だと遠ざけていた。だが、杏菜を通じて莉花の魂に導かれるように、次第にふたりは歩み寄っていく。「完璧な少女は、なぜ飛び降りたのか?」その問いはやがて、生き残った少女たちの心に深く染みわたり、それぞれの“わたし”が、静かに揺らぎはじめる――。

『白の花実』
美絽 池端杏慈 蒼戸虹子
河井青葉 岩瀬亮 山村崇子 伊藤歩 吉原光夫
門脇麦

監督・脚本・編集:坂本悠花里
プロデューサー:山本晃久
製作·配給:ビターズ・エンド
制作プロダクション:キアロスクロ
英題: White Flowers and Fruits
©2025 BITTERS END/CHIAROSCURO
2025年/日本/カラー/DCP/5.1ch/ビスタ/110分

12月26日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

『白の花実』公式サイト
『白の花実』公式X

 

監督:坂本悠花里 コメント

坂本悠花里監督_白の花実

昨年の今頃、キャストとワークショップやダンスの練習をしていました。撮影はあっという間でしたが、日々新しい発見と確かな充実感がありました。『白の花実』を作りながら、私は私自身を持て余していた時期があったと思い出していました。作り終えた今、自分というものはずっと持て余したままで良いものなのかもしれないと思い始めています。この映画とともに歩いてくれたキャスト・スタッフに、心から感謝を伝えたいです。そして、これから観ていただけることを心待ちにしています。

 

【杏菜役:美絽コメント】

杏菜役_美絽さん_白の花実0724

杏菜を通して、表向きの自分と本当の自分との間にあるギャップに改めて気付かされました。揺れ動く少女たちの葛藤や苦悩には、きっと誰しも共感できる部分があるのではないでしょうか。
壮大な自然や美しい歴史的建造物も、物語と共に楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

【栞役:池端杏慈コメント】

栞役_池端杏慈さん_白の花実0724

穂乃川栞 という役に出会えたこと、心から感謝しています。オーディションで決まったときは本当に嬉しかったです!親友の死に喪失感を抱く栞の感情を、自分なりに丁寧に噛み砕いて向き合うことができました。
生と死に目を向ける彼女たちの繊細な姿が丁寧に描かれている作品です。劇中の衣装がすてきなのでそこにも注目してほしいです。たくさんの人にこの作品が届きますように。

 

【莉花役:蒼戸虹子 コメント】

莉花役_蒼戸虹子さん_白の花実0724

「白の花実」は私にとって初めての映画です。
わからないことだらけの中で、莉花と同じように揺れたり、悩んだりしながら、坂本監督とたくさん話をして、莉花と自分を少しずつ重ねていきました。ダンスレッスン、ワークショップ、そして撮影を通して、美絽さん、池端さん、スタッフキャストの皆さんと過ごした時間は、今でも私の中で特別な記憶として残っています。
作品の中から、揺れ動く、様々な感情をたくさん感じていただけたら嬉しいです。

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